[12日 ロイター] - フェイスブックは12日、軍事クーデターを起こしたミャンマー国軍が「誤った情報の拡散を続けている」として、国軍が発信する記事やプロフィールなどの全てについて、配信を削減する方針を示した。投稿の禁止はしないものの、この種のコンテンツが人目に触れる機会を減らすことが目的。
この措置は国軍の公式ページおよび報道官のページのほか、「誤情報拡散防止の条項に繰り返し違反する、国軍に関連するあらゆるページ」に適用される。適用対象となったページは、ニュースフィードに「おすすめ」として表示されなくなる。
またフェイスブックは、ミャンマー当局がコンテンツ削除を要請する権限を一時停止した。アジア太平洋地域の新興国を担当する幹部は「政治的な言論を含め、ミャンマー国民自身が、国内で起きている事象を世界に発信するコンテンツを保護する」としている。