オートデスク（ADSK）は、2025年度第3四半期の業績が堅調であったことを報告し、為替変動の影響を除くと売上高が12%増加したことを明らかにしました。同社は通期の業績見通しを引き上げ、特に建設業と製造業部門における継続的な戦略的イニシアチブに自信を示しています。クラウドとAI技術への投資に見られるオートデスクのイノベーションへのコミットメントは引き続き成果を上げており、直接売上高と請求額に大幅な成長が見られました。
主なポイント
- オートデスクの総売上高は11%増加し、為替変動の影響を除くと12%の増加となりました。
- AutoCADとAutoCAD LTからの売上高は8%増加し、AEC（建築・エンジニアリング・建設）部門と製造部門の売上高はそれぞれ12%と16%増加しました。
- 同社の直接売上高は23%の大幅な増加を記録し、総売上高の42%を占めるまでになりました。
- 請求額は28%急増しましたが、これは西ヨーロッパでの新しい取引モデルの導入が一因です。
- オートデスクのConstruction Cloudは、前年同期比で新規顧客数が倍増し、市場での強い採用を示しています。
- 同社は長期的に10-15%の成長枠組みを維持していますが、短期的にはその下限に近い成長を予想しています。
- オートデスクは2026年度に堅調なフリーキャッシュフローの成長を見込んでいます。
会社の見通し
- オートデスクは長期的に10-15%の成長枠組みを維持することを目指しています。
- 同社は2026年度に堅調なフリーキャッシュフローの成長を準備しています。
- 新CFOのJaneshは最適化とスケーリングの取り組みに貢献することが期待されています。
弱気な要素
- 短期的な成長予測は、10-15%の目標範囲の下限に近いと予想されています。
強気な要素
- 建設業と製造業部門における戦略的進展が売上高の成長を牽引しています。
- クラウドとAI技術への投資が製品提供と顧客価値を向上させています。
- 新しい取引モデルが請求額の成長に追い風となっています。
未達成点
- 提供された要約には具体的な未達成点の言及はありませんでした。
Q&Aのハイライト
- CEOのAndrew Anagnostは、同社がAI研究開発の最前線にいることを強調しました。
- 暫定CFOのBetsy Raffelは、年間請求への移行と新しい取引モデルが財務指標に与える影響について説明しました。
リーダーシップの移行
- Betsy Raffelは暫定CFOを退任します。
- Elastic、VMware、シスコ・システムズ、PTCでの経歴を持つJaneshが12月にオートデスクに加わり、業務効率と最適化の推進に注力します。
重要な発言
- CEOのAndrew Anagnostは、魅力的な長期市場と強靭なビジネス戦略に支えられた同社の強い勢いを強調しました。
- Anagnostはまた、オートデスクがAI研究において6年以上にわたって先駆的な役割を果たしていることを指摘しました。
- 暫定CFOのBetsy Raffelは、請求の移行と新しい取引モデルによる短期的な売上高とフリーキャッシュフローの成長への追い風について説明しました。
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