エンタープライズクラウドコンピューティングのリーダーであるニュータニックス（NTNX）は、2025年度第1四半期において、自社の財務予測を上回る好調な業績を報告しました。同社の売上高は5億9100万ドルに達し、前年比16%の増加となりました。また、年間経常収益（ARR）は18%増加して19億6600万ドルとなりました。非GAAPベースの営業利益率は20%となり、予想範囲の14.5%から15.5%を上回りました。さらに、ニュータニックスは1億5200万ドルのフリーキャッシュフローを生み出し、26%のフリーキャッシュフローマージンとなりました。
主なポイント
- 四半期売上高は5億9100万ドルで、前年同期比16%増。
- ARRは19億6600万ドルに増加し、前年同期比18%の成長。
- 非GAAPベースの営業利益率は20%で、予想を上回る。
- フリーキャッシュフローは1億5200万ドルで、26%のマージン。
- GPT in a Box 2.0を発表し、AWSとのパートナーシップを拡大。
- 新規ロゴ獲得数が前年同期比50%増。
- 通期の売上高ガイダンスを24億3500万ドルから24億6500万ドルに維持。
会社の見通し
- ニュータニックスは、デジタルトランスフォーメーションのトレンドに沿って、同社のソリューションへの需要が継続すると予想しています。
- 同社は、AHVのスタンドアロンサポート、クラウドネイティブアプリケーション、生成AIの機能に焦点を当て、営業、マーケティング、R&Dへの追加投資を計画しています。
弱気な点
- 米国連邦政府ビジネスセグメントは季節的な課題に直面しましたが、第2四半期には正常化が見込まれています。
強気な点
- デジタルトランスフォーメーションとインフラストラクチャの近代化に牽引された、ニュータニックス製品への強い需要。
- 新規顧客獲得が大幅に増加し、新規ロゴ獲得数が前年比50%増。
- 業界再編の中、VMwareの顧客からの継続的な関心。
未達成点
- 決算発表では、特定の財務目標の未達成は報告されませんでした。
Q&Aのハイライト
- CEO のラジブ・ラマスワミーとCFO のルクミニ・シバラマンは、企業による生成AIの採用初期段階と、大規模顧客からのパイプラインの成長について議論しました。
ニュータニックスによるGPT in a Box 2.0の発表は、特にNutanix Enterprise AI（NAI）オファリングによる大規模言語モデルの推論の簡素化により、生成AIアプリケーションの展開を簡素化する最前線に位置付けています。AWSとの戦略的拡大は、顧客に移行クレジットを提供することで、クラウド移行を促進することを目指しています。
CEOのラジブ・ラマスワミーは、ニュータニックスのソリューションへの安定した需要を強調し、企業がデジタルトランスフォーメーションとインフラストラクチャの近代化に重点を置いていることがその理由だと述べました。CFOのルクミニ・シバラマンは、大規模な顧客層からのエンゲージメントとパイプラインの成長を強調しました。
ニュータニックスの将来の見通しは引き続き強く、同社は通期の売上高ガイダンスを維持し、中間値で前年比14%の成長を示しています。これは、ニュータニックスが戦略的イニシアチブと、革新的な製品提供およびパートナーシップに対する市場の好意的な反応に自信を持っていることを反映しています。
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