[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国時間の原油先物は下落。需要低下につながりかねないハリケーン「ドリアン」のフロリダ州東海岸接近を控え、米WTI原油先物は約3%安となった。ただ米中貿易摩擦を巡る懸念の後退を背景に、週間の上昇率は7月上旬以来の大きさとなる見込み。
北海ブレント先物 (LCOc1)の清算値は0.65ドル(1.1%)安の1バレル=60.43ドル。米WTI原油先物 (CLc1)は1.61ドル(2.8%)安の55.10ドルだった。
ドリアンは30日、勢力を増しながらフロリダ州の東海岸に接近しており、来週初めにも上陸した後、長期間にわたり強風や高潮、大雨の被害を及ぼすリスクが高まっている。
アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルドフ氏は、「最新の予測では、ドリアンはメキシコ湾を回避するもののフロリダ州全域を襲うとみられ、エネルギー市場にとっては供給面よりも需要面に悪影響を与える事態になっている」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20190830T204938+0000