[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国時間の原油先物価格は下落。さえない製造業関連指標を背景に世界経済の鈍化懸念が高まり、米原油先物は2%安となった。米中貿易摩擦も引き続き投資家心理の重しとなった。
米WTI原油先物 (CLc1)の清算値は1.16ドル(2.1%)安の1バレル=53.94ドル。一時52.84ドルまで下落し、8月9日以来の安値を付けた。
北海ブレント先物 (LCOc1)は0.40ドル(0.7%)安の58.26ドル。一時57.23ドルとこちらも8月9日以来の安値を付けた。
米供給管理協会(ISM)が3日公表した8月の製造業景気指数が2016年8月以来初めて景気拡大・縮小の節目となる50を割り込んだことを受け、原油先物価格は下げ幅を広げた。
アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルドフ氏はISM製造業景気指数の低下が「石油に対する需要見通しを引き続き悪化させている」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20190903T214018+0000