[シンガポール 1日 ロイター] - フィリピン中央銀行のジョクノ総裁は1日、2019年の経済成長率が6%に達すると引き続き確信していると述べた。中銀は成長範囲を6─7%と予想しているが、目標をやや下回る可能性があると認めている。
総裁は、シンガポールで行われた財界会合の合間、ロイターに、第3・四半期の成長率は6─6.5%になる公算が大きく、第4・四半期には成長がさらに加速し、上半期に見られた数年ぶりの低成長がある程度相殺されるだろうと述べた。
総裁は、「まだ6%を達成できると確信しているが、5.9%や5.8%になっても、世界経済の鈍化を考えると(世界的には)大幅なほうといえる」と述べた。
また、上半期には予算案承認の遅延と企業税制の変更に伴う不透明感から、経済が「問題に直面した」ものの、見通しは改善したと指摘した。
年内に追加利下げを行うかどうかについては、現在は「制御下にある」インフレ率の動向次第として実施の有無に関する発言は控えた。
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