[ヨハネスブルク 3日 ロイター] - IHSマークイットが発表した南アフリカの9月の民間購買担当者景気指数(PMI)は49.2と、5カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回った。
新規受注と生産が減少。企業マインドも冷え込んだ。
前月は49.7だった。新規受注は15カ月連続で減少した。
IHSマークイットのエコノミスト、デービッド・オーウェン氏は「9月は一部の企業が暴動で打撃を受けた。PMIは民間経済の一段の悪化を示している」と指摘した。
同国ではヨハネスブルクやプレトリアで9月に暴動や略奪が相次いだ。主に外国人や外国人の経営する商店が標的となり、15人が死亡、400人以上が逮捕された。
今年の南アの経済成長率は1%を下回るとみられており、格下げのリスクも高まっている。
オーウェン氏は「第3・四半期のPMIは平均で49.1と、今年最低だ。第3・四半期の国内総生産(GDP)は、良くても小幅な伸びにとどまるだろう」との見方を示した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191003T103058+0000