[ワシントン 4日 ロイター] - 米財務省のデルマー監察官代行は4日、トランプ大統領の納税申告書の提出を求める議会からの要請に財務省がどう対応したか、内部調査を進めていることを明らかにした。
内部調査は民主党のニール下院歳入委員長が要請。委員長から「連邦税に関する委員会からの情報提供要請を財務省がどのように受け取り、どう評価し、どう対応したかを調査するよう」要請があったという。
トランプ氏は納税申告書の公開を拒否しており、下院歳入委員会が今年、調査を開始した。
内部調査については、ニューヨーク・タイムズ紙が先に報じた。同紙は、トランプ氏個人とファミリービジネスによる連邦税の納税が長年にわたって不足していたと伝えている。
二ール委員長は4月、トランプ氏個人と同氏が経営する企業の過去6年分の納税申告書を提出するようムニューシン財務長官に要請したが、長官は要請を拒否。二ール委員長は召喚状を出したが、ムニューシン長官は召喚状も拒否している。