[ワシントン 24日 ロイター] - 関係筋が24日に明らかにしたところによると、米ホワイトハウス当局者はトランプ大統領の立場を守る対策として、弾劾調査を進める民主党などとのコミュニケーション業務を担当する専門家の起用を検討している。ホワイトハウスのスタッフとするか、外部のアドバイザーとして起用するかは不透明という。
ホワイトハウス内ではこれまでそうしたコミュニケーション業務に特化した新たな当局者は必要ないとの意見があったが、ここ数日で変化が生じている。
共和党のグラム上院議員は24日、ホワイトハウスが広報チームを編成しているとの見方を示した。記者団に対し「マルバニー大統領首席補佐官代行と話した。ホワイトハウスはメッセージ発信に取り組むチームを編成しているようだ」と述べた。
グラム議員はまた、クリントン元大統領の弾劾手続きに言及し、法律に詳しい組織立ったチームが日々メッセージを発していたと指摘した。
関係筋によると、ホワイトハウス当局者は一部の共和党議員と毎日電話で協議し、意見交換や戦略調整、情報発信の取り組みなどを行っている。