[29日 ロイター] - フィリピン南部ミンダナオ島の内陸部で29日、マグニチュード(M)6.6の地震が発生し、少なくとも2人が死亡、数十人の負傷者がでている。中部では停電も起きている。
フィリピン火山地震研究所(Phivolcs)によると、地震はコタバト州トゥルナン市の北東26キロの地点で0104GMT(日本時間午前10時4分)に発生した。
ミンダナオ島南東部にあるダバオ市など、近隣地域でも揺れが感じられた。ラジオ局DZMMによると、ダバオ市では電力ケーブルが大きく揺れ、人々が開けた場所に避難した。恐怖で気絶する人もいたという。学校は休校になっている。
サラ・ドゥテルテ・ダバオ市長はANCテレビに対し「被害状況の調査が行われている。災害対策局が道路や橋の状況を調査している」と述べた。
メディアによると、ダバオ市に近いジェネラル・サントス市では停電が起きている。
ヨーロッパ地中海地震学センター(EMSC)は当初、地震の規模をM6.7と発表していた。
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