[エルサレム 1日 ロイター] - 米国の対話アプリ大手ワッツアップがハッキングを巡りイスラエルのサイバー技術会社NSOグループを提訴したことについて、イスラエル政府高官は1日、NSOは民間企業であり、イスラエル政府とは関係ないとコメントした。
同高官は地元ラジオに「NSOはイスラエルの技術を利用している民間企業だ。数千人がサイバー分野に関与しているが、イスラエル政府は関与していない」と述べた。
ワッツアップは29日、世界20カ国で同社の利用者約1400人の携帯電話をハッキングして情報を収集する政府の活動を手助けしたとして、NSOグループを提訴した。標的には外交官や反体制派の政治家、ジャーナリスト、政府高官が含まれていたという。