[ソウル 4日 ロイター] - 韓国の情報機関、国家情報院(NIS)は、米朝の実務者協議が11月中旬にも開催されるとみている。北朝鮮が非核化交渉の進展について設定した年末という期限を前に、進展を図る狙いという。NISのブリーフィングに出席した議員が明らかにした。
6月に米朝首脳が協議再開で合意した後、前月にストックホルムで開かれた実務者協議が開催されたが物別れに終わった。当時、北朝鮮は、米国側が姿勢を軟化させる用意がないと批判していた。
Lee Eun-jae議員は、NISのブリーフィング後、記者団に対し「NISは米朝が今月、遅くても12月初めに協議を再開すると予想している」と明らかにしたうえで「米朝はストックホルムで相手のスタンスを探りあった。もう本腰を入れて協議に臨むべき時だ。金正恩朝鮮労働党委員長が設定した期限がある」と述べた。
Lee議員は、金氏が12月にトランプ米大統領と再会談することを考えていると述べた。