[ワルシャワ 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は5日、来年のポーランド大統領選に出馬しない意向を示した。一部野党支持者はトゥスク氏が右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「法と正義」出身のデュダ大統領に挑むと期待していた。
トゥスク氏はブリュッセルで記者団に「熟慮した結果、大統領選に出馬しないことを決めた」と述べた。ポーランドのニュースチャンネルTVN24が伝えた。
「(出馬すれば)選挙に勝てると思うが、不人気な決断を下していない候補者が必要だ」と指摘し、自分はポーランド首相を務めた間にそうした決定を多く下したと説明した。
イプソスが10月に実施した調査によると、デュダ氏の支持率は44%、最大野党「市民プラットフォーム」の最有力候補MalgorzataKidawa-Blonska氏は25%となっている。