[マドリード 6日 ロイター] - マークイットによる10月のスペインのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は52.7となり、9月の53.3から低下した。国内外の政治的な不透明感が重しとなる中、13カ月ぶりの低水準となった。
同指数は2013年10月以降、一貫して好不況の分かれ目となる50を上回っている。
雇用指数は50.9となり、5年強にわたって50を上回っているものの、9月の51.7から低下し、2014年末以来の低水準となった。
IHSマークイットの経済ディレクター、ポール・スミス氏は発表文の中で「国内外の政治・経済における不透明感が厳しさを増す事業環境につながっている」と指摘。「さらに、サービス部門の企業の健全性を巡って懸念すべき兆候が増す中、値下げによって何とか50超えを維持した」とした上で、各社は年末に向けて雇用と投資計画を抑制する公算が大きいと付け加えた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191106T085623+0000