[リバプール/マンチェスター 7日 ロイター] - 英野党・労働党は、来月の総選挙で勝利すれば「権力と富のバランスを不可逆的に(労働者に)移すため」今後10年で4000億ポンド(5140億ドル)を投じる方針。
学校・住宅・病院に新たに1500億ポンドを投じる必要があるとしている。同党で「影の財務相」を務めるジョン・マクドネル議員が発表する予定。同議員の事務所が声明を出した。
労働党の計画に対し、与党・保守党のジャビド財務相は「空想的な経済学」だと批判。マクドネル、ジャビドの両氏はイングランド北部を遊説する予定だ。
マクドネル氏は、現在の資本主義モデルに反対しており、財務相に就任すれば、金融セクターを再編すると表明している。
同氏は「権力と富のバランスを不可逆的に労働者に移す。これは変化を意味する。この国でかつてなかった規模の投資を意味する」と訴える予定だ。
ジャビド氏の演説原稿の抜粋によると、ジャビド氏は「労働党はわが国の財政を台無しにし、税金を引き上げ、次の世代に債務を負わせる」と反論する予定。