[上海 7日 ロイター] - 中国の政府機関は、共同の場での電子たばこ喫煙を禁止するよう求める合同文書を公表した。
国家市場監督管理総局など8つの政府機関は10月29日付の合同文書で、地方政府に対し若者のたばこ・電子たばこの喫煙防止に向けた措置を要請した。
中国国内で「若年層の電子たばこ使用は明確に増加トレンドにある」と指摘。電子たばこの喫煙および受動喫煙は「安全ではない」とし、中国は「公共の場における電子たばこの喫煙禁止を積極的に促進する必要がある」と訴えた。
現時点で電子たばこの製造・販売に関する基準を定める国レベルでの規制はないものの、電子たばこの健康被害が世界的に問題視される中、中国は業界の規制強化に乗り出している。
たばこ規制当局は1日、電子商取引サイトや企業に対し、電子たばこを販売するオンラインストアの閉鎖を求める通達を出した。