[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦議会下院のペロシ議長は14日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定のUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)について記者団に対し、トランプ政権との協議で近く合意する可能性があると説明し、年内の下院通過を目指すと表明した。
ペロシ氏はUSMCAを巡って「われわれは前向きに動いている」と強調。必要な手続きは近づいており、完了すれば「今後の通商協定のひな形になり得る」と語った。
さらにUSMCAの承認を「年内に終えたい。それは私の目標だ。上院の承認にそれほど長い時間を要するとは思えない」と付け加えた。
3カ国は1年前にUSMCAで合意したが、各国とも議会の承認が必要。メキシコは既にUSMCAを批准しているが、カナダは米国の動向を見極めようとしている。