[香港 1日 ロイター] - 香港の九竜地区で1日、24日の区議会(地方議会)選挙後初めてとなる大規模な反政府デモが行われ、数千人が参加した。一方、警官隊は催涙弾を発射してデモ隊を排除し、逮捕者も出た。
また、香港中心部では、米国で成立した「香港人権・民主主義法」を歓迎して、1000人以上が米総領事館まで行進した。
九竜地区の繁華街、尖沙咀(チムサチョイ)に集まった人々は、「香港を解放せよ」などと叫び、警察の暴力行為を調査する独立機関の設立や普通選挙の実現など「5大要求」全ての受け入れを政府に訴えた。
警察当局はデモ隊の一部が発煙弾を使うなど混乱が生じたため、催涙弾を使用したと主張した。
民主派が圧勝した24日の区議会以降、抗議活動は比較的落ち着いていたが、警官隊とデモ隊の衝突が再び激化する恐れがある。