[マドリード 2日 ロイター] - IHSマークイットが発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、国内政局の不透明感が引き続き重しとなり、好不況の節目を6カ月連続で下回った。ただ、PMIのすべての構成項目が改善を示した。
11月の製造業PMIは47.5。10月の46.8からは上昇したが、6月以降、節目の50を下回っている。
IHSマークイットのディレクター、ポール・スミス氏は「PMIの改善は、製造業の悪化がピークアウトしつつあると期待させるが、製造業はなお明らかにスペイン経済の足かせとなっており、第4・四半期国内総生産(GDP)の圧迫要因となるだろう」と指摘した。
PMIを構成する生産指数は47.5で、国内外の政治的混乱で6年半ぶりの低水準となった前月の46.3から上昇した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191202T090024+0000