[ワシントン 2日 ロイター] - 来年の米大統領選で再選を目指すトランプ大統領の選挙対策本部は2日、民主党の候補者指名争いに出馬を表明したマイケル・ブルームバーグ元ニューヨーク市長が創業したブルームバーグニュースの記者に取材許可証を発行しない方針を表明した。
マイケル・ブルームバーグ氏は11月24日、民主党からの出馬を表明。出馬表明を受け、ブルームバーグニュースはブルームバーグ氏を含む民主党候補者に関する調査報道は行わない方針を表明。ただ、トランプ氏を巡る報道は継続するとした。
トランプ氏の選対本部責任者、ブラッド・パースケール氏は声明で「ブルームバーグニュースがバイアスのかかった方針を表明したため、同社記者にする取材許可証の発行を差し止める」とし、「同社からの問い合わせへの対応など、ケースバイケースで決定する」とした。
これを受け、ホワイトハウスがブルームバーグニュース記者への対応を変えるのかなどは現時点では明らかになっていない。ホワイトハウスからコメントは得られていない。
大統領選に向けた集会や選挙キャンペーンで取材許可証がない場合、一般人と同様に入場券を取得した上で、入場には長い列に並ぶ必要がある。