[北京 4日 ロイター] - 中国外務省は4日、同国が新疆ウイグル自治区で少数民族ウイグル族などイスラム教徒を弾圧しているとしてトランプ政権に強硬な対応を求めるウイグル人権法案が米下院で可決されたことを受け、強く抗議すると表明した。
同省は声明で、ウイグル自治区の問題は内政問題だとし、米国に間違いを正し、法案の成立を阻止するよう求めた。状況に応じてさらなる対応を取る方針も示した。
米下院は3日、同法案を407対1の圧倒的賛成多数で可決した。法案は上院でも承認されれば、トランプ氏の署名を経て成立するが、ホワイトハウスはトランプ氏が署名するか、拒否権を発動するか明らかにしていない。