[ワシントン 4日 ロイター] - 米国務省高官は4日、トランプ米大統領が先週メキシコの麻薬カルテルをテロ組織に指定する考えを示したことを受けて、麻薬カルテルへの対策で適切な手段をみつけるためにメキシコ政府と協力していると明らかにした。
トランプ氏は26日に放送されたインタビューで、麻薬密輸や人身売買といった犯罪への関与を理由にメキシコの麻薬カルテルをテロ組織に指定する考えを示した。
こうした動きは、メキシコ内で軍事作戦を行う権利を米国に直ちに与えるものではないが、メキシコ国内では内政干渉だとして反発の声が上がっている。
ロドリゲス国務副次官補は会見で具体的な措置は明らかにしなかったが、米政府機関はこの問題を数カ月検討していると説明。「適切な手段をみつけるため(メキシコと)協力する必要がある」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191205T031825+0000