[ローマ 5日 ロイター] - 国連食糧農業機関(FAO)が5日に発表した11月の世界食料価格指数は平均177.2ポイントとなり、前月から2.7%、前年からは9.5%上昇し、過去26カ月で最高水準となった。
穀物価格がやや低下したものの、肉と植物油の大幅上昇が押し上げた。
食料価格指数は、穀物や油糧種子、乳製品、食肉、砂糖のバスケット価格の変動を示す。
FAOは、今年の穀物生産量予想を前回から0.4%上方修正し、
27億1400万トンとした。
穀物価格指数は1.2%低下の162.4ポイント。大量の輸出による供給と世界の生産者間の熾烈な競争が価格を圧迫した。