[東京 9日 ロイター] - 原油先物は9日、アジア市場で下落。中国の11月の貿易統計で輸出が4カ月連続で減少したことが嫌気されている。
0055GMT(日本時間午前9時55分)時点で、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.33ドル(0.5%)安の1バレル=64.06ドル。前週は、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が協調減産の拡大で合意するとの期待で約3%上昇した。
米WTI (CLc1)は0.37ドル(0.6%)安の58.85ドル。前週は約7%上昇。
中国税関総署が8日発表した11月の貿易統計によると、輸出は前年比1.1%減少。エコノミスト予想は1%増だった。[nL4N28I0I2]
アクシトレーダーのアジア市場担当チーフストラテジスト、スティーブン・イネス氏は輸出の不振は「長期化している貿易戦争の悪影響を示す現象の1つだ」と指摘。
原油価格はここ数営業日、OPECプラスの減産拡大期待から堅調な展開となっていた。OPECプラスは6日、日量120万バレルとしている協調減産の規模を50万バレル拡大し170万バレルとすることで合意した。年明け1月以降、3月まで実施する。
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