[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は18日、独政府が次世代通信規格「5G」ネットワーク整備で、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)を排除した場合、中国側が報復措置を取るとの脅しについて、何も聞いていないと語った。
メルケル首相は連邦議会(下院)で「中国当局からの圧力について、何も私には伝えられていない」と述べた。
中国の呉懇・駐独大使は前週、中国では多くのドイツ車が販売されていると強調。独政府が5G構築でファーウェイを排除した場合、報復する可能性があると示唆した。
メルケル氏は5Gネットワークの展開では、特定の企業を排除することには反対だと改めて表明したが、セキュリティーの確保のために全力を尽くす意向を示した。