[国連 13日 ロイター] - 国連のドゥジャリク報道官は13日、レバノンが未払いだった分担金を支払い、総会での投票権を完全に回復したと明らかにした。
国連の規則では、加盟国が分担金を2年分滞納した場合、支払い能力がないことを証明する合理的な根拠を示さない限り、総会における投票権を喪失する可能性がある。
ドゥジャリク報道官は10日、レバノンのほか、ベネズエラ、中央アフリカ、ガンビア、レソト、トンガ、およびイエメンが投票権を喪失したと発表していた。
レバノンが支払った金額や、未払い分の額は明らかにされていない。
レバノンは、1975─90年の内戦以来最悪の経済危機に見舞われている。昨年10月にはハリリ首相(当時)が辞任、政府機能が十分に働いていない。