
[ニューヨーク/シンガポール 15日 ロイター] - 米国と中国の通商協議「第1段階」合意を受けて、米国から中国への液化天然ガス(LNG)などエネルギー輸出が拡大すると専門家は指摘する。
LNGと原油の中国向け輸出が昨年大幅に減少したことから、米国のエネルギー関連企業の幹部やアナリストは両国の合意を歓迎した。ただ、先行きは依然、不透明だと考えている。市場の反応はまちまちで、原油価格は軟調、米株価指数は上昇した。
中国は米国からモノとサービスの輸入を2年で2000億ドル増やす。そのうち、エネルギーの輸入拡大規模は少なくとも524億ドルで、2020年の拡大規模が185億ドル、21年が339億ドル。
ホワイトハウスでの調印式に参加したシェニエール・エナジー (A:LNG)のジャック・ファスコ最高経営責任者(CEO)は、合意は正しい方向に向けた一歩だと評価し、米中のLNG貿易が再び拡大することを望んでいると語った。
中国は昨年、米国からのLNG輸入を大幅に削減した。ただ、アジアや欧州、中南米向けのLNG輸出が後押しし、米国の昨年のLNG輸出規模はカタール、オーストラリアに次いで世界3位だった。
ゴールドマン・サックスのアナリストは1月10日付リポートで、中国は原油輸入を20年に日量50万バレル、21年に同80万バレルそれぞれ増やすとの見通しを示した。また、LNGの輸入は20年に1000万トン、21年には1500万トンに達し、輸入額は合わせて382億ドルに拡大すると予想している。
LNGも含めて米国と中国が取引する製品の多くは依然関税の対象。中国はLNGに25%の輸入関税を課しており、米国との貿易に影響が出ている。
業界団体センター・フォー・LNGのエグゼクティブディレクター、チャーリー・リードル氏は、現在LNGに課せられている関税を中国がどのように対象外とするか、もしくは最終的に撤廃するかについてが明確になるまで、米国からの中国へのLNG輸出の大きな増加は見込めない、との見方を示した。
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