[ワシントン/ニューヨーク 15日 ロイター] - 11月の次期米大統領選で民主党指名を目指すマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(77)は15日、経営するブルームバーグ社における女性の扱いと、自身の女性関連の発言を巡る不評の払拭を狙い、釈明した。
同氏はテレビ広告を打つなど積極的な選挙戦を展開しているが、ジョー・バイデン前副大統領やバーニー・サンダース上院議員、エリザベス・ウォーレン上院議員に支持率でリードされている。
ブルームバーグ氏は、女性を巡る不適切な発言があったと批判されているほか、ブルームバーグ社が女性従業員にとって良好な職場環境ではないとの見方もあり、こうした問題が選挙戦の足を引っ張っている。
ブルームバーグ氏は、ABCの「ザ・ビュー」に出演し、「卑猥なジョークを言ったことがあるかと言われれば、ある。そして後悔している。恥ずかしい。だが、私はそうやって育った」と語った。
同氏は、どういった冗談を「後悔」しているのか、具体的には言及しなかった。
ABCニュースは昨年12月、1990年にパーティーで配布された32ページのブックレットを入手しており、そこには同僚が集めたとされるブルームバーグ氏の性差別的な発言が収録されていると報じた。また、過去30年にわたりブルームバーグ社を相手取って起こされた多数の差別訴訟を時系列で報じている。