[ロンドン 22日 ロイター] - 英議会は22日、欧州連合(EU)離脱に向け必要な法案を可決した。議会手続き上の最後の関門を突破、英国は今月31日付での離脱にさらに一歩近づいた。
同法案は、エリザベス女王の承認を経て成立。女王は23日にも承認するとみられている。
ジョンソン首相は「EU離脱というゴールにはたどり着けないのではないか、と思われる時もあったが、われわれは成し遂げた」と表明。
「議会は離脱合意法案を可決した。つまり、われわれは1月31日にEUを離脱し、1つの英国としての道を歩むことになる」と語った。
同法案は下院が今月、先に可決していたが、上院はEU離脱後の移民の子どもの保護などを盛り込んだ修正案を付けて下院に差し戻した。下院は22日、修正を拒否し法案を原案のまま上院に再び戻した。上院は譲歩し、法案は最終的に可決されることとなった。
EU議会では1月29日に、英国の離脱承認に向けた採決を行う。
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