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イラクは「米軍駐留に好意的」、良好な関係と強調=トランプ氏

発行済 2020-01-23 08:33
更新済 2020-01-23 08:36
イラクは「米軍駐留に好意的」、良好な関係と強調=トランプ氏

[バグダッド 22日 ロイター] - イラクは米軍駐留に好意的――。トランプ米大統領は22日、世界経済フォーラムの年次会議(ダボス会議)の傍ら、イラクのサレハ大統領と行った会談の前にこうした見方を示した。

トランプ氏は、記者団から米軍がイラクから撤退するかどうかの見通しを聞かれると、「双方はさまざまなことについて話し合う。だがイラク国民はわれわれのやっていることを好感しているし、われわれも彼らが好きだ。お互いにこれまで非常に良好な関係を築いてきた」と強調した。

現在、米軍はイラク国内に5000人が駐留し、過激派組織「イスラム国」(IS)との闘いを支援している。

ただ今年初め、トランプ氏が命じて米軍がバグダッド空港でイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害すると、イラク国内では米軍への反発が広がり、議会が米軍退去を要求する決議を採択。これに憤慨したトランプ氏が一時、米軍駐留を認めないならイラクに制裁を科すと息巻く事態にもなった。

それでもこの日のトランプ氏のイラクに対する姿勢はより融和的になり、サダム・フセイン打倒のための侵攻後の2003-11年の駐留時に比べれば、米軍のプレゼンスはずっと縮小したと指摘しつつ、5000人態勢は歴史的に低い水準だと説明した。

またイラク制裁をほのめかした以前の発言に関して質問されても「何が起きるか見守っていく。なぜならわれわれは思い通りに物事を進める必要がある」とだけ語った。

一方、イラク大統領府はサレハ氏とトランプ氏の会談後に発表した声明で「会談では外国軍の縮小と、イラクの主権を維持せよという国民の要求を尊重することの重要さが討議された」と述べた。

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