[フレスノ(米カリフォルニア州) 3日 ロイター] - トランプ米大統領と、民主党の大統領候補指名を目指すブルームバーグ前ニューヨーク市長の「舌戦」が激しさを増している。トランプ氏がブルームバーグ氏の「低身長」をからかったのに対して、ブルームバーグ氏は3日、嫌がらせには屈しないと強調、徹底抗戦の構えを示した。
トランプ氏は2日放送されたFOXニュースの番組でのインタビューで、ブルームバーグ氏はテレビ討論会に参加するために踏み台を要請したそうだと皮肉った。ブルームバーグ氏の身長が173センチなのに対して、トランプ氏は191センチだ。[nL4N2A305W]
トランプ氏ではツイッターでも、ブルームバーグ氏を「ミニ・マイク」と呼ぶなどしているが、こうした一連の発言は、豊富な資金力を持つブルームバーグ氏への警戒感の表れとも言えそうだ。
ブルームバーグ氏は3日、カリフォルニア州フレスノのコミュニティーカレッジで開いた選挙イベントで「トランプ氏による侮辱を気にしてはいない」と一蹴。「私は嫌がらせに屈したことはないし、戦いから逃げたこともない」と対決姿勢を鮮明にした。
ブルームバーグ陣営は2日、討論会で踏み台を求めたとのトランプ氏の指摘は事実ではないとして否定。逆にトランプ氏の「偽物の頭髪、肥満体、スプレーした日焼け」を嘲笑した。