[北京 17日 ロイター] - 中国農業農村省は17日、米国産のすべての鳥肉・鳥肉製品の輸入を許可したことを明らかにした。
中国政府は米国で鳥インフルエンザが発生したことを受けて、2015年以降同国からのすべての鳥肉製品の輸入を禁止していた。鶏肉製品については昨年、輸入禁止措置を解除している。
中国畜牧業協会の李景輝氏によると、今回の発表では生きている鳥の輸入も認められ、ともに米国の家禽育種世界大手であるアビアジェンとコッブバントレスといった企業にとって恩恵となる。
各社は中国への種畜の輸出について、他国にある生産拠点からの出荷に限定されていた。
アビアジェンとコッブバントレスの中国オフィスに電話をかけたが、応答はなかった。
米国は世界最大の家禽種畜生産国。
中国は世界2番目の鳥肉生産国であり、病気の蔓延で豚の頭数が減少したことを受けた食肉不足を補うため、生産を拡大している。
*内容を追加しました。