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WHO、新型肺炎の感染鈍化も慎重姿勢 退避米国人の14人陽性

発行済 2020-02-18 06:15
更新済 2020-02-18 06:22
WHO、新型肺炎の感染鈍化も慎重姿勢 退避米国人の14人陽性

[ジュネーブ/トラビス米空軍基地(カリフォルニア州)/北京 17日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は17日、中国からの最新のデータによると、新型コロナウイルス(COVID─19)の新たな感染者の伸びは鈍化しているものの、今後の展開については「依然としてあらゆるシナリオが考えられる」と述べた。

テドロス氏は「トレンドの見極めには極めて慎重になる必要がある」とし、この減少傾向が続くとみるには時期尚早だと記者団に語った。

テドロス氏によると、中国本土での新型コロナウイルスによる肺炎の死者は1772人。過去24時間の新たな感染者の増加は2051人だったという。

WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は、「問題は中国以外で感染が広がっているかだが、現時点では確認されていない」と述べた。

中国に関しては、発生源の武漢市や湖北省でも感染者は10万人当たり約4人だと指摘した上で、「感染は深刻で拡大する恐れもあるが、感染者数という点では平静を保つ必要がある」とした。

横浜港に検疫のため停泊し、新型ウイルスの集団感染が発生しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」について、WHOで世界的な感染症対策を統括するシルビー・ブリアン氏は日本当局や同船の医官と緊密に協力していると説明した。

一方、同船から退避した300人超の米国人は、派遣されたチャーター機2機でテキサス州とカリフォルニア州の米軍基地に到着した。到着後は全員が2週間にわたり隔離されるという。

退避者のうち14人は直前の検査で陽性反応が出たが、搭乗が許可された。米国務省によると、陽性患者は機内で隔離されたが、それまで約40分間にわたり他の乗客と同じ場所にいたという。このため、60人について健康観察を行うとしている。

中国の国家衛生健康委員会と世界保健機関(WHO)は17日、新型コロナウイルスの調査でこの日から北京を訪れているWHO専門家が広東省と四川省でも調査を行うと明らかにした。

WHOの広報担当は、作業が16日に始まり、当局との徹底したデータ研究などが行われていると説明。17日には北京保健当局や中国疾病対策センターと協議したほか、主要な病院を訪れたという。

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