[ベルファスト 18日 ロイター] - 北アイルランドのベルファスト・テレグラフ紙に掲載された世論調査によると、北アイルランドの有権者の過半数が、明日住民投票が行われれば、英国からの離脱に反対するとみられている。
調査は、リバプール大学と英国の省庁横断の公的団体、経済社会研究会議(ESRC)が2000人を対象に実施した。
調査結果によると、アイルランドの統合を支持した有権者は全体の29%、反対は52%だった。残りの19%は分からないと回答した。
「分からない」を除いた回答で計算すると、英国残留を支持する回答と支持氏ない回答は、それぞれ65%と35%となった。
調査を率いたリバプール大学のJon Tonge政治学教授は「この数字は、アイルランド統合が迫っているとの内容につながる昨今のせん動的な論評への対抗策になる」と指摘した。
ただ、支持する回答の割合が2017年の前回調査時点から2%ポイント上昇しており、今後20年以内に統合派が過半数に達するペースで、支持派が増加していると付け加えた。