[ニューヨーク 19日 ロイター] - 11月の米大統領選でトランプ大統領が再選を目指す中、投票に対する有権者の関心が保守的な地方の地域より民主党支持者が多い大都市で高まっていることが、ロイター/イプソスの世論調査で示された。
2016年の前回大統領選では地方の投票率が都市部を上回り、トランプ氏の当選を支援したが、この傾向が11月3日の投票日まで続けば民主党に有利になる可能性がある。
米国の成人8万8000人以上を対象にしたオンライン調査では、15年8─12月と19年8─12月の回答を比較した。
激戦州の「スイング・ステート」とされるミシガン州やウィスコンシン州を含む中西部北部州の都市部では、投票に「必ず行く」と答えた人が15年調査に比べ10%ポイント増加し、67%だった。
一方、中西部北部州の地方部では「必ず行く」という回答は約1%ポイントしか増えず、60%だった。
全米では「必ず行く」と答えた人が7%ポイント増加。大都市圏ではさらに増え、人口100万─500万の都市で9%ポイント、500万以上の都市では8%ポイント増えた。
共和党支持者が多い「ノン・メトロ」と呼ばれる地域では「必ず行く」という回答が5%ポイント増にとどまった。