[24日 ロイター] - 米投資会社バークシャー・ハザウェイ (N:BRKa)の会長兼最高経営責任者(CEO)を務める著名投資家ウォーレン・バフェット氏は24日、米CNBCのインタビューで、民主党を支持していると述べ、大統領選でブルームバーグ前ニューヨーク市長に投票することに「何ら問題はない」と述べた。
「私は民主党だ。ただ、正真正銘の民主党員ではない」と述べた。共和党候補に投票したこともあるという。ただ2016年の大統領選では民主党候補のヒラリー・クリントン元米国務長官を支持していたとも明かしている。バフェット氏の父親はネブラスカ州選出の共和党議員だった。
バフェット氏がどの政党を支持するかなどを公言することはまれだが、資本主義と経済成長を支える政策への支持は明確にしている。
民主党候補指名争いでトップを走る急進左派のサンダース議員について、困窮している人々を助けようとする姿勢には同感するものの、社会主義が解決策だとは思わないとし、「資本主義において、規制が必要な面もあるが、資本主義のシステムを手放すべきだとは考えていない」と述べた。
また、穏健派のブルームバーグ氏に投票することに何ら問題はないと語った。ただ特定の候補者への支持は表明しなかった。
穏健派の民主党員の多くは、急進左派のサンダース氏では本選でトランプ大統領に勝てないと懸念している。また、穏健派の票が割れることにより、サンダース氏が独走することを警戒している。