[北京 25日 ロイター] - 中国民用航空局(CAAC)は25日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて運航を停止していた中国の航空便について、工場や事業の再開に伴い、徐々に運航を再開すると発表した。ただ、新型ウイルスの発生地である湖北省への便は運航停止を継続するという。
CAACは声明で、局長の24日の発言を引用し、他国の航空規制当局に対しても、中国が世界から遮断されないよう、中国行き国際線の運航を再開するよう要請する方針を示した。
ただ、中国以外でも新型ウイルスの感染が広がっており、航空業界は海外から新たに感染の拡大を招くことのないよう、引き続き警戒が必要だと指摘した。
ここ数日には韓国やイタリアなど中国以外でも新型ウイルスの感染者が急増している。
CAACはまた、航空業界が直面している困難な状況を踏まえ、ウイルスの抑制に向けた取り組みに不可欠な航空便向けに資金援助を行う方針も示した。詳細には言及しなかった。