[シドニー 3日 ロイター] - オーストラリアのポーター司法長官は3日、同国内における新型ウイルス感染者の移動を制限するため、バイオセキュリティー法を適用する方針を示した。
バイオセキュリティー法は2015年に制定されたが、農業分野以外に適用されるケースはまれだった。
同法を拡大して適用すれば、特定の場所を立ち入り禁止としたり、感染者を外出禁止にすることが可能となる。
同国内では、集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客だったオーストラリア人男性(78)が死亡したほか、2日には初の市中感染例が確認されている。