[カイロ 12日 ロイター] - サウジアラビアは12日、国民および居住者に対し、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される国への渡航を停止するとともに、複数の航空路線の運航も一時停止した。国営サウジ通信(SPA)が、内務省筋の話として報じた。
渡航停止となったのは、EU(欧州連合)、スイス、インド、パキスタン、スリランカ、フィリピン、スーダン、エチオピア、南スーダン、エリトリア、ケニア、ジブチ、ソマリア。
これらの国からの渡航者も一時的に入国を停止した。
またサウジは、ヨルダンを経由するすべての旅客輸送を一時停止した。貨物輸送と、例外的に人道的見地から通過が認められる場合は除く。
この措置からは、フィリピンとインドからの医療等関係者、必要な予防的措置を講じた上での避難および輸送・通商目的の交通は除外される。
サウジでは45人の感染が確認されている。