[ワシントン 12日 ロイター] - トランプ米大統領は12日、欧州から米国への渡航を30日間停止すると発表したことについて、欧州側と事前に協議する時間がなかったと述べた。一方で、欧州や中国への渡航制限がすぐに解除される可能性があるとの見方も示した。
トランプ大統領は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため、英国とアイルランドを除く欧州26カ国から米国への渡航を13日から一時停止すると発表した。[nL4N2B50LI]
ホワイトハウスでアイルランドのバラッカー首相と会談したトランプ氏は記者団に、迅速に決断したため事前に欧州当局者と協議できなかったと指摘。
渡航停止を30日後に延長する必要が出る可能性もあるが、短縮もできると述べた。
このほか、民主党が多数を占める議会下院が12日に採決を計画する新型コロナ関連経済対策法案について、無関係の議題も含まれているため支持しないと表明。また、弱気相場入りした株式市場に関しては、やがて反発するだろうと述べた。