[ワシントン 11日 ロイター] - 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は11日、ホワイトハウス周辺で白人警官による黒人男性暴行死に対する抗議デモを強制排除し、写真撮影のために教会を訪れたトランプ大統領に同行したことは「間違い」だったとし、謝罪した。
トランプ大統領は3日、デモ中に放火され被害を受けたセントジョンズ・エピスコパル教会を徒歩で訪れ、聖書を掲げ写真撮影を行った。警官隊はその直前に催涙ガスやゴム弾を使用しデモ隊を排除しており、トランプ大統領が「記念撮影」をするために平和的なデモ隊を強制排除としたとして批判が高まった。ミリー氏のほか、エスパー国防長官が同行した。
ミリー氏は国防大学の卒業式向けのビデオメッセージで「自分はあの場にいるべきではなかった」と言明。「あの瞬間あの環境に私がいたことで、軍が国内政治に関与しているとの印象を与えてしまった」と謝罪した。