[ブリュッセル 19日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長とミシェルEU大統領は19日のEU首脳会議で、英国との将来関係を巡る交渉について進捗(しんちょく)状況を説明し、合意のためにどんなコストでも払うわけではないとの考えを示した。
フォンデアライエン氏は記者会見で「われわれ二人は合意のためにあらゆる可能な努力を惜しまないと強調した。(英国との間に)埋めなければならない大きな溝がある」と述べた。
ミシェル氏も同じ会見で、EUは英国と新たな協定を結びたいとした上で「しかしどんなコストを払ってでも」というわけではないと指摘した。
その上でジョンソン英首相はEU離脱後の移行期間を延長する考えがないと表明しているとし「交渉を加速させなければならない」と主張した。