[メキシコ市 23日 ロイター] - メキシコ南部で23日、マグニチュード(M)7.4の大規模な地震が発生し、少なくとも4人が死亡した。首都メキシコ市でも強い揺れが起きた。
死者が出ているのは震源に近いオアハカ州。州都オアハカ市と沿岸部を結ぶ山間の道路は落石で遮断され、ソーシャルメディアに投稿された動画では、震源近くの村で病院などの建物が大きく損傷している様子が確認できる。
メキシコ当局によると、死者の中には国営石油会社ペメックスの従業員1人が含まれている。ペメックスはオアハカ州にある国内最大の石油精製施設を一時閉鎖した。
数百キロ離れたメキシコ市でも強い揺れがあり、当局者によると2人が負傷、30以上の建物が損傷した。
米海洋大気局(NOAA)はメキシコと中南米の太平洋沿岸に津波の恐れがあるとしていたが、その後解除した。
米地質調査所(USGS)によると、地震の震源はポチュトラの北東69キロ。震源の深さは26キロ。