[香港 2日 ロイター] - 中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」 (O:WB)は、インド大使館の要請に応じて、同国のモディ首相のアカウントを閉鎖したと発表した。インドと中国は国境付近の軍の衝突で緊張が高まっている。
モディ首相は2015年に中国を訪問した際、ウェイボに最初の投稿を行っているが、普段はさほど使っていない。フォロワーの数は20万人程度で、これまでの投稿は100件。
ウェイボは1日遅くにモディ首相のアカウント閉鎖を発表した。これに先立ちインド政府は、中国企業などが提供する59のモバイルアプリを禁止すると発表。対象アプリには、ウェイボや中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営する「TikTok(ティックトック)」などが含まれている。
インド政府は、アプリ禁止の理由を「インドの主権、保全、国防、治安、社会秩序に悪影響を及ぼすため」と説明している。
インドと中国は国境付近の係争地で軍が衝突し、対立が続いている。
インド大使館はコメントの要請に応じていない。