[ワシントン 7日 ロイター] - 米連邦通信委員会(FTC)と米司法省は、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が子供のプライバシー保護に同意した2019年の協定を順守していない疑いがあるとして調査している。両機関から聴取されたマサチューセッツ州のデジタル個人情報保護団体のスタッフら2人が明らかにした。
2人はFTC、司法省それぞれとの電話会議に参加し、19年2月に発表された協定に対する違反の疑いを協議したとしている。
「センター・フォー・デジタル・デモクラシー」や「キャンペーン・フォ・ア・コマーシャル・フリー・チャイルドフッド」などの団体は今年5月、ティックトックが特に、13歳以下のユーザーの画像や個人情報を削除するとの合意を破っているとしてFTCに調査を求めた。
FTCないし司法省からティックトックに何らかの措置が取られるのか、ロイターは確認できていない。
ティックトックの広報担当者は「真剣にすべてのユーザーの安全を期している」と述べた。
FTCはコメントを拒んだ。司法省のコメントは得られていない。