[ワシントン 8日 ロイター] - カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は8日、再び全国的なロックダウン(都市封鎖)を実施するのは「大きな誤り」との考えを示した。
CNBCに対し、全国的なロックダウンは企業の健全性や米国民の幸福に悪影響を及ぼし、「完全に大きな誤り」と指摘。「再閉鎖のような措置はメリットよりもデメリットの方が大きいだろう」とした。
その後、記者団に対し、一部の州で感染抑制策が導入されていることで、部分的に経済への影響が出る可能性はあるとしながらも、米経済が2番底型のリセッション(景気後退)に陥る証拠はまだ出ていないと述べた。
また、感染が拡大している「ホットスポット」の住民のほか、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)ができない人はマスクを着用する必要があると語った。