[ニューヨーク 30日 ロイター] - 30日の米国時間の原油先物は下落した。米経済が第2・四半期は大幅なマイナス成長に陥ったことに加え、トランプ米大統領が11月の大統領選延期の可能性に言及したことで売りが出た。
清算値は、北海ブレント原油先物 (LCOc1)が0.81ドル(1.9%)安の1バレル=42.94ドル。米WTI原油先物 (CLc1)が1.35ドル(3.3%)安の39.92ドル。一時は約5%下落した。
商務省発表の第2・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値(季節調整済み)は年率換算で前期比32.9%減と、統計の記録を開始した1947年以来最も大きな落ち込みとなった。
アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルドフ氏は「大統領選の日程が変更されれば、米国は政治的に深刻な先行き不透明性に直面する」と述べた。