[4日 ロイター] - 豪健全性規制庁(APRA)は4日、6月に国内銀行が返済を猶予した融資は400億豪ドル(284億7000万米ドル)だったと発表した。新型コロナウイルス危機により借り手が返済に窮していることが浮き彫りになった。
6月30日時点で延滞した融資の総額は2740億豪ドルと前月末の2300億豪ドルから増加した。
APRAは声明で返済繰り延べは住宅ローンが最も多かったが、返済猶予の割合は中小企業向け融資が17%と住宅ローンの11%を上回ったと指摘した。
その一方で、6月は延滞債権から正常債権に格上げされた融資が約180億豪ドルと5月の20億豪ドルから大幅に増加した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200804T031322+0000