[ソウル 4日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は4日、政策金利の据え置きを全会一致で決定した先月16日の理事会の議事要旨を公表した。
一部の委員から、不動産価格の上昇に伴う金融の不均衡に配慮する必要があるとの意見が出ていたことが明らかになった。
議事要旨によると、ある委員は「不動産価格の上昇に伴い家計の債務が増えており、金融政策の運営では金融の不均衡への対処に、もっと注意を払う必要がある」と発言。
他の大半の委員は、新型コロナウイルスの流行で打撃を受けている国内経済を下支えするため、当面、緩和的な金融政策を維持する必要があるとの認識で一致した。
韓国経済は輸出依存度が高く、新型コロナの感染再拡大で予想以上に景気が悪化している。
ある委員は、市場を安定させるため、国債の買い切りを増額すべきだと主張した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200804T101732+0000