[香港 5日 ロイター] - レバノンの首都ベイルートで起きた大規模な爆発を受け、中国当局は5日、危険な化学物質の貯蔵状況の検査を全国的に実施する方針を示した。
爆発は4日、ベイルート中心部に近い港湾地区で発生。同地区には2750トンの硝酸アンモニウムが安全対策を取られずに6年間、保管されていた。
中国当局は、港湾施設のほか、倉庫、化学工場の集積地などを中心に、危険化学物質の貯蔵状況の検査を直ちに実施するよう呼び掛けた。
中国では2015年に天津市の危険物質貯蔵施設で大規模な爆発が発生。少なくとも165人が死亡した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200805T174417+0000